新年、早々に快心作にめぐりあえた。 お年玉である。 あの「ダーティー・ハリー」のクリント・イーストウッドが監督した作品である。 私はショー・ペンという役者の侠気がすきで、それだけの理由でこの映画をえらんだ。 ショー・ペンはいつものように苦々しく感情をおしころし、内には不気味な狂暴をかくしもち、やがてその狂暴にほんろうされていく。 イメージどうりのショー・ペンがそこにはいた。 が、それよりも、なによりも、この作品の凄味である。 ストーリーは語らない。これから観る人に 前ぶれや予想や予断などなく観てほしいからだ。 このクリント・イーストウッドという人 その昔「ローハイド」 次に「荒野のガンマン」 次に「ダーティーハリー」など そのあたりまでは 近頃のシュワルツゥネッカーのように肉体派であった。 知事にはならなかったが、市長までつとめたのである。 そして、高い評価をうける作品も次々つくりだしているのである。 20年ほど前に「バード」という チャリー・パーカーをモデルした JAZZ の映画を観たとき、肉体派のクリント・イーストウッドが こんな退廃いっぱいのJAZZ映画をどうして創ることができたのか不思議でした。 しかし、ミスティック・リバーには あらゆる疑念に答えてくれる格調と感動があります。 追記 12月のはじめからヘルペスという眼病におかされ ホームページを書く気力がなえていました。 あしからず、、、。 |