背徳のカップル

 秋だからというわけではないだろうが、 いかがわしい不倫カップルが目に付く。ここで不倫をとがめるつもりは全くない。 そんなものは、個人の責任で勝手に行って、勝手に崩壊すればよいので、ここで言わねばならぬのは 不倫カップルの無作法についてである。
 “腕をからませながら酒をのむな。 カウンターの上で手を握りあうな。 酔っているからといって肩にもたれかかるな。”
 大概は女の態度が大胆で、男はどこかおびえて後ろめたさをかくせない。 酒場は公の場所である。 性愛の戯れ事をなさるのなら、密室に行きなさい、と言う。公序良俗に反する行いをなさるカップルは、今にかぎったことではない。ずっと昔からありつずけた。 そこに、明らかに見えることは、見目麗しくない女に、特に無作法が多い。 逆に、麗しい女は身の程をわきまえ、世にそむく事の恥を心得ているからひっそりとしている。 無作法な男と女よ、背徳のカップルならば、その身の程をわきまえて、静に大人しく飲みなさい。 秘する程に恋は快楽なのです。



 10月1日養殖の生牡蠣がはじまりました。三陸からのものです。なかなかの育ち具合です。来店、お待ちしております。

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