「旬」

いよいよ竹の子の季節である。
孟宗竹から始まり、寒山竹、根曲竹、淡竹(はちく)、真竹へと季節を移行しながら続く。どれも、それぞれの味わいがある。もっとも一般的な孟宗竹を調理しましょう。3月になると店頭に出まわる。婆娑羅では突き出しとして1日おきぐらいに活躍する。先端部の皮をのこして太いところの皮をむく。皮ごと煮る人もあるが柔かさが確認しづらいのでそれはしない。糠をいれ落し蓋してゆっくり30分程煮る。竹串が通るぐらいまで煮てあとは湯の中につけたまま2・3時間捨ておく。
冷めた竹の子を取り出し素裸にする。むだな吹き出物などを剥ぎ落として、美しくしあげる。その裸身をまな板うえに寝かせ,目的にあわせた大きさに切る。それを、もう1度湯にくぐらせる。それは、糠と糠くささをとりのぞく為であります。笊にあげ水をきる。これで、無垢な竹の子の登場です。あとは、どのようにアレンジしようとあつかう人の技と熱い心次第です。 春の味を堪能してください。
 婆娑羅では煮る、焼くはもちろんサラダとしても登場しています。じっくり,味わってください。

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